ホワイトニングを行う前に
1.必ず検査・カウンセリングを行い、歯の写真を撮影します
施術部位にむし歯・ひび割れ・重度の歯周病がないかのチェックを行います。
また、白い被せ物や詰め物(C Rレジン)は白くならないため、ホワイトニング後に合わせる必要があります。
術前・術後での歯の色の変化を確認できるよう写真を撮影します。
2.施術前にクリーニングを行います
基本的には歯の表面のクリーニングを行わなくても、ホワイトニングは可能です。
ですが、歯石やタバコのヤニや着色がある場合は十分な効果が期待できないので、それらを除去し、効果がしっかり出る状態にするためにクリーニングを行います。
当院ではEMS社の最新のパウダークリーニングを行います。
細かなパウダー粒子(14μm)をジェット噴射で歯に吹き付けることにより、バイオフィルムや歯垢、ヤニなどの着色を短時間で落とします。
世界的に最適とされているクリーニング方法です。
このパウダークリーニングにより、歯の表面にあるペリクルという膜を除去することができるので、ホワイトニングの薬剤の歯への浸透力を高めることができます。
3.ホワイトニングを行います
口唇をリップジェルと保湿シートで保護し、歯茎(歯肉)も特殊な材料でホワイトニング剤が付かないようにしっかりと保護します。
その後、ホワイトニング剤を歯の表面に塗布し、漂白効果を高めるために光を6〜12分当てます。(知覚過敏の強い方は時間を短くしたりします。)
これを3セット繰り返し行います。
繰り返す回数が多い方が、漂白効果を高めることに繋がると言われています。
4.歯にミネラルパックを行います
オフィスホワイトニング直後は、普段歯を覆っている透明な「ペリクル」という膜が剥がれた状態なので、歯を強化する絶好のタイミングです。
このペリクルという膜が剥がれた状態は、カルシウムなどのミネラルが歯に吸収されやすく、硬く丈夫にできることがさまざまな研究によって明らかになっております。